伊藤詩織氏、中傷ツイートに繰り返し「いいね」をした杉田水脈衆院議員を提訴

ツイッターで自分を中傷するツイートに繰り返し「いいね」を押されたことで名誉を傷つけられたとして、ジャーナリストの伊藤詩織氏(31)が20日、自民党の杉田水脈衆議院議員(53)に220万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴した。

伊藤詩織さんと言えば、元TBS記者の山口敬之氏からレイプを受けたとし、2019年12月に山口氏を相手どった裁判で勝訴したことが記憶に新しい。

SNS上での誹謗中傷が社会問題になるなか・・・

山口氏との裁判、伊藤さんが勝訴したとは言え、世間が皆伊藤さんの味方というわけではなさそうだ。

伊藤さんが初めて顔出しで記者会見をしたのが2017年5月。

伊藤さんへの誹謗中傷が始まったのはこの頃からだ。

「枕営業失敗」や「ハニートラップ」などSNSで心無い言葉が伊藤さんに向けられた。

その数3年間で3万件にも及ぶという。

誹謗中傷が始まった頃は、まだSNS上の誹謗中傷がそこまで大きな問題とはなっていなかったが、恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演していた木村花さんが、SNS上の誹謗中傷に耐えかねて自ら命を断ち、社会問題化した以降でも誹謗中傷が続いていたようだ。

2020年6月28日には、明らかに詩織さん本人とわかる内容で、性暴行被害を否定するだけでなく、あたかも便宜を期待した詩織さんが元記者をだましたようなイラストを書いた、はすみとしこ氏とそのツイートをリツイートした医師、クリエイターの3人を名誉毀損として訴えている。

SNSの「いいね」が名誉毀損にあたるかが注目

そして、今回は直接誹謗中傷した人物や、リツイートなどで積極的に拡散しようとした人物ではなく、誹謗中傷ツイートに「いいね」をしただけの杉田水脈氏を提訴した。

提訴した理由として伊藤さん側は

SNS上での中傷が社会問題になるなかで、ツイッターでの「いいね」に法的責任を問えるかが焦点になる。訴状によると、国会議員であり、当時11万人のフォロワー(読者)を持ち、言論に影響力を持つ杉田氏が伊藤氏を中傷するコメントに繰り返し「いいね」を押したことは「限度を超えた名誉侵害にあたる」

引用-毎日新聞

と主張している。

今回提訴された杉本水脈とはどんな人物なのか?

杉田水脈(すぎたみお)氏は自由民主党所属の衆議院議員です。

>>杉田水脈氏のホームページ<<

最初名前だけを見たときは、男性議員かと思っていましたが、実は女性議員。女の敵は女というのは正にこういうことなんだなと思った次第です。

過去にBBCから取材を受けており、その際に「男性の前で記憶がなくなるまでお酒を飲んだ」ことなどを指摘し「伊藤詩織には、女としての落ち度があった」などと語ったが、この報道は切り取り報道と主張し、伊藤さんを貶めるつもりは全くなかったと主張している。

しかし、この発言に貶める意図がなかったとしても、誹謗中傷ツイートに繰り返し「いいね」をしているとなると、この主張も信じ難いものとなる。

まとめ

SNS上の誹謗中傷が問題となってから、誹謗中傷した人物にも罰が下される判例も出始めてきました。

しかし今回は誹謗中傷した本人ではなく、当該ツイートに「いいね」をしただけで訴えられてしまう。

誹謗中傷は決して許されることではありませんが、気軽に「いいね」もできない時代になっていくのでしょうか?

今後の判決を注視していきます。

今回は以上です。